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哺乳類は肩甲骨から動いている


哺乳類の進化過程を魚までさかのぼると、前足に相当する胸ヒレは頭蓋骨とつながっています。

 

両生類、爬虫類になると前足は頭部から分離し、肩甲骨のような骨が出来て多少自由度が増しますが、背骨とつながっているため独立して動かすことができません。そのため手足を体幹部と同時に左右に動かして移動します。

 

哺乳類になると肩甲骨が背骨から分離し、体幹を地面から大きく浮かせ背骨を上下に動かすことが出来たことで速く走ることが可能になりました。

 

そのことから進化の過程で肩甲骨が身体をすばやく動かす元となったと言えます。

 

あの大きなゾウも肩甲骨は体幹部との関節としてのつながりは無く、巨体を肩甲骨と筋肉だけで支えています。

 

また猫は高いところから着地する時、肩甲骨で衝撃を吸収しています。

 

人間も腕を肩甲骨から使うことができれば、不調が減り、パワフルな動作が可能になります。

 

バックウイング種目で腕を肩甲骨から動かせるようにしましょう。

肩甲骨を浮かせてウォーミングアップするブルース・リー
肩甲骨を浮かせてウォーミングアップするブルース・リー

肩甲骨を目覚めさせる動き